アイスクリームの話。

「アイスクリームの新味をコンビニで見かけた、興味が湧いて買ってみた、わりと旨かった、こういうことが大事なんですよね」


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と言ったのは、わたしの大学の後輩である。
もう3年ほど前に聞いた言葉だが、今でも心の片隅に残っている。たしか就活をしているときだったと思う。

私は2年留年していて、彼は私の一つ下で、彼もまた留年していて、ダメ同士同じタイミングで就職活動をしていた。
私も彼も芝居をやっていたので、できればそれに近い、クリエイティブな(空虚な言葉である)職につきたいと思っていた。


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結局、彼はテレビ局に決まり、私はうまくいかず、教授のツテで建設業界に就職したのであった。


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最近、「しばいのまち」という演劇関連の情報を発信しているウェブメディアで、縁あって編集部のお手伝いをすることになった。自分で記事を書いたりもする予定である。

編集会議なんかでは大層ご立派な口を叩くわけであるが、それをいざ記事にしてみると、「嘘っぺえ〜!!」となるわけである。なんというか、「本当に思ってんのか?」という感じなのである。

そんな時、私は後輩の「アイスクリームの話」を思い出す。すると、ちょっとマシな言葉が出てくる気がするのだ。



今日もお疲れ様です。久しぶりの更新でした。僕はハーゲンダッツが好きです。




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